2007年6月23日土曜日

熱田神宮

行ってきました。



何度か訪れたことがあるんだが今まで感じることが
特別無かった宮。
草薙剣があると云われているが真偽は不明だし
いつも訪れるのが暑い時期だったからかも。

何せ名古屋の暑さは湿度で気道を焼かれるような
殺意があるからなー。

今回は過ごしやすい季節だったものの遅い時間
&雨の日に訪問。

社と信長の塀を見に行ったのです。

久々に訪れて感じた違和感・・・

狛犬不在!!!

何故?なぜなんだー!?

本当にいないのよ・・・狛犬禁止令が出たんか?と
感じるほどに。。。
激しい疑問を抱きつつ宮に向かう。



参道の幅も広く、神域という理由で伐採されてこなかった木も
非常に大きく日没直後ってことで、既に闇が辺りを支配し始め・・・

清んだ気配が導く何かを感じて、ふと思った。

「本物だ。ここはそうなんだ。」と。

霊感とか一切無い上に、その存在自体信じることは
全くもってない自分。
そんな自分でも神社を訪問すると、五感が何かを捉える
瞬間がたまにある。その感覚が今回も!

信長の塀も久し振りにみたけど、改めて感心。



ベースはドロと草の建造物が400年以上残っている訳ですよ。
先人達の技量はただただ感心。。。

敷き詰められた砂利に雨が沁み込む音はいいもんですな。
しかも人がいない。なかなか無いよ、熱田神宮独り占め!

境内を出るときに気付いたんだけど、門が無いのよ。
24時間 Full OPEN 。。。夜はモチロン闇だけど・・・

「信仰されているからだ!」と勝手な解釈。
信仰厚い神域ならば、怪しい人も近付かないだろうし
Full OPENでも木を伐採するなんて輩はいないんだろう。
ここまで民に開放的だと、小鼠如きは平伏すしかない。

王者の風格タップリの社です。

2007年6月16日土曜日

伏見稲荷大社

行ってきました、お稲荷さん
CMとかで存在は知っていて「千本鳥居か・・・いいのぅ」と
感じていたんだけどメインとなる場所から、ちと離れているため
なかなか足を運ぶことができなかった場所。



着いてビックリ!山なのね。。。

しかも案内板を観ると千本鳥居が終了するあたりは
まだまだ道半ば・・・更に上が相当ある。。。
この手の山はデカく、当日は他にも回る予定があったので
アッサリと制覇は諦め、体力が持つ範囲で満喫すべく
納得感がある部分の「三ツ辻」あたりを頂点に回ってみようかと。


そんな感じで登り始めた訳です。
いやいやCMのまんまの世界がそこにある訳です。
壮観ですなー。当日はピーカンでは無かったけど
薄日が鳥居の狭間狭間から差し込んでくる。
しかも近い前後に人はいないから隔絶の感が強く漂う。



このまま異世界に導かれるのでは・・・
そんな不思議な感覚を覚えつつ進んだ。
だが天邪鬼は気になっていた点を見つめずには
いられなかった!

 1.鳥居は金属性?朱が塗ってあるから、やはり木製か?
 2.ならば歳月と共に腐食しないか?するよな・・・
 3.ならばその跡地はどうなるのか???

こんな疑問を抱いていたので、ふと鳥居の足に目を落とすと!
やはり痛んでいるモノもあれば、空いているスペースも・・・
しかし長い年月の間に腐食→撤去となれば、もの凄い
歯抜けになるはずなのに。。。
更に歩を進めると、設置予定者の札が!
丁度、植木鉢に植物の名札があるように!
これで最初の疑問が払拭されました♪
 
しかし新たな疑問が。
 
 4.腐食した場合、奉納者は撤去でOKなのか?
 
これは奉納しなければわからんので、疑問のまま。
ただ設置期間が数週間という時間ではないので
OKなんでしょうな。
 
 
さすが伏見稲荷。イロイロな稲荷様があります。
こんな初めての稲荷様も。。。
 

三ツ辻まで進んでいく過程で、奉納前の新鳥居が
ヤマとなって積んでいる場所がありました。
ここまで上げるの大変よなー。
 
三ツ辻には茶屋があり、更なる上部への補給地点として
機能しているよう。
一息付いたけど当初キメの通り、そこから左折し山を下った。
 
暫く下ると不思議な一角が!集合墓地?と見紛うばかりの
謎の密集地。
よくよく見てみると各地の神社・稲荷から分社された社が無数に!!
聞いたことある神社もあれば、初体験の新興宗教?と
思われるものまで。。。
 
全国の神社が出しているんだろうな。。。
元は秦氏の氏神さまだったらしいし、戦前は稲荷神社だったらしい。
戦後に神社本庁は伊勢神宮を本宗としているけどが、伏見稲荷と
してはそれを受け入れること、まかりならん!という理由で
伏見稲荷大社になったらしいしね。。。
 
その一角にいる狛犬は稲荷さまのように赤い前掛けが♪
 
こんな神使まで・・・
今となっては平和な関係なんだろうけど、王道とは異にする
歴史を経る中で、同じ志のモノ達までも惹き付けたんだろう。

混沌としたモノ達が集い、常ならざるオーラが漂う異空間
こんなフレーズがしっくりくる一角でした。
 

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