川平観音堂
燈籠がある参道が。
このような逸話があるようです。
川平湾にマーラン船が順風を待って停泊していた。
その船から僧侶が順風になるまでと川平村へ上陸した。
暫くして戻ってみるとマーラン船は既に出帆し、遥か沖を帆走していた。
僧侶は驚き嘆きながら、船が川平湾へ戻るように神仏に一心に祈った。
僧侶の熱願は天に通じて北風が吹き、船は戻って来て乗船することが
出来、無事目的を成就した。
数年後、僧侶は和尚となって帰島し、自分の祈願した地に観音堂を
建ててお祀りした。
これから推察すると観音堂はお寺であり、奥に祀られている像は観音像と
思われる。その後の神仏混交や明治の廃仏毀釈などにより、注連縄などの
神社スタイルも取り入れた観音堂となったのでしょうな。
注連飾り